お盆は家族で相続について話し合ういい機会です。
2024/08/14
皆さんこんにちは。
今はお盆の真っ最中、帰省などで久しぶりにご家族が集まっておられるご家庭も多いかと思います。
お盆は、ご先祖様に思いをはせるとともに、ご自身の財産を将来どう相続させるべきかをご家族で話し合える絶好の機会です。
相続で一番大切なのは、「故人の遺志」だと思います。
相続税などの税金は安いに越したことはありませんが、財産分与というのは故人が生前にご縁のあった方に行う最後の意思表示ですから、「この人に自分の財産を受け取ってもらいたい。」と思う方に財産を移転させることが望ましいと思っています。
ただ、残念なことにこの「故人の遺志」というのは、遺された方に正確に伝わっていないことが実務ではよく見受けられます。
そうなると、「故人の遺志」の解釈を巡って、相続人の間で紛争に発展することが珍しくありません。
そうならないためにも、自分の財産を将来自分が亡くなった後はどうして欲しいのかをご家族に伝えておくことが重要です。
これは、口頭でも構いませんが、できることなら遺言(いごん)という形で文章に残しておかれた方が良いと思います。
遺言には、「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2種類があり、確実性を求めるのであれば「公正証書遺言」を作成される方が良いと思いますが、一定の費用が発生するデメリットがあります。
「自筆証書遺言」は、遺言者自身が自筆で作成し保管することができますが、いざというときに紛失、改ざん、相続人に発見されない、などの問題が起こる可能性あります。
最近は、この保管について、ご自身に代わって法務局が保管を行う制度(自筆証書遺言書保管制度)がありますので、これを利用することによって紛失等の危険を防止することもできます。
もちろん、できるだけ相続税などの負担を抑え少しでも多くの財産をご家族に遺すことも大切だと思います。
この相続税の節税対策は、相続が発生しそうだという段階になって慌てて行おうとしても難しいことが多いです。
もちろん、自分が何歳まで生きられるかは誰にも分かりませんので、いつから考えれば良いのかということになりますが、現在の日本人の平均寿命等を考えると、65~70歳を一つの節目として考えられてはいかがでしょうか。
我々税理士は、専門的な観点からその人に合った相続対策をご提案いたします。
将来の相続について不安や疑問のある方は、遠慮なくご相談ください。
また、コラムに「相続税に強い税理士の選び方とポイント」を掲載していますので、良ければご覧ください。
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